神戸市でAI防災・避難訓練に関する実証実験

2025年2月8日に，神戸市灘区・中央区においてスマートフォンアプリとテレビ連携によるAIを用いた避難誘導訓練に関する実証実験を実施しました。
また本実証実験に関して讀賣テレビで報道されました。
(放送された内容はこちら)

本実験は神戸市の協力のもと、大阪大学山口研究室・讀賣テレビ・Space-Time Engineering社が本研究室のCRESTプロジェクトの一環で開催したものです。



神戸市の対象地区において、実験参加世帯に対し、開発したスマートフォンアプリをインストールしたスマートフォンを配布し、指定避難所までアプリが示す経路に従って避難していただきました。
本アプリは、個々人の安全な避難を支援するだけでなく、家族や友人・近隣住民とともに団体での避難を可能にすることを目的としています。将来的には、プライバシーに十分配慮しながら、より柔軟に、すべての地域で利用可能な安心感のある避難支援の実現可能性を検証していきます。

また、スマートフォンの操作に不慣れな方にも対応できるよう、テレビを活用した情報提供の仕組みを提案し、より多くの方にアプローチできるよう取り組んでいます。
本年度は初めての実験として実施し、24世帯・56名の方にご参加いただきました。参加者の年齢層はお子様から79歳の方まで幅広く、被災経験のある方も含まれています。






実験に関するウェブサイトはこちらです．