3次元LiDARやデプスカメラにより3次元の物理空間内のモノや人の位置・状態を常時スキャンし構成されるサイバーフィジカル空間を活用することで,人々のソーシャルディスタンスや密集度,マスク着用や人とのモノとの接触などの状態を正確に捉え共有することが可能となる. このような空間内の歩行者に対して情報を共有・通知したり,あるいは歩行者同士がメッセージを送りあうためには,歩行者の保持する端末とスキャンされた物理的な歩行者の対応付け(ユーザ識別)が不可欠である.本研究では歩行者からの事前の情報提供やその場でのジェスチャータスクなどを要求しない,自然な振る舞いからの歩行者の日和見的識別手法を提案する.
サイバーフィジカル空間, ユーザ識別, LiDAR