深部体温推定, サーモグラフィ,特徴量選択, 顔認識, Face Segmentation

サーモグラフィを用いた顔の部位別表面温度に基づく深部体温推定法の検討

熱中症は深部体温の上昇により発生するため,熱中症予防には深部体温のモニタリングが重要である.一般に深部体温は体内へのプローブの挿入により測定されるが,侵襲性を伴うため運動時の計測が困難である.これまでに,ウェアラブルセンサを用いた深部体温推定手法が提案されているが,センサの装着性やコストに課題が残る.そこで本研究では,非接触かつ低コストな深部体温推定の実現を目的として,サーモグラフィを用いた手法の検討を行う.暑熱環境に設置したサーモグラフィの正面に被験者がいる場合を想定し,運動時の被験者の顔を含む熱画像を取得する.さらに深部体温推定の精度を向上させるため,取得した熱画像から顔の部位別表面温度を取得し,機械学習によって深部体温推定モデルを構築する.



発表論文:

  • 平野 華織, 工藤 寛樹, 内山 彰, 桒野 聡, 千田 泰史, 丸谷 賢弘, 長谷川 凌佑, 横山 光樹, 中田 研.「サーモグラフィを用いた暑熱環境における非接触な深部体温推定法の検討」第86回全国大会講演論文集, vol. 2024, no. 1, pp. 153–154, 情報処理学会, 2024年3月
  • 平野 華織, 工藤 寛樹, 内山 彰, 桑野 聡, 千田 泰史, 丸谷 賢弘, 長谷川 凌佑, 横山 光樹, 中田 研.「サーモグラフィを用いた顔の部位別表面温度に基づく深部体温推定法の検討」マルチメディア,分散,協調とモバイルシンポジウム2024論文集, vol. 2024, pp. 1297–1303, 情報処理学会, 2024年6月.
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