DISASTER MANAGEMENT

防災・減災・耐災害 大阪大学 大学院情報科学研究科 山口研

研究キーワード

ドローン・UAV 災害時行動支援 GIS 災害時通信網 避難シミュレーション 大規模空間データ処理 災害時状況理解 避難誘導計画 都市環境データ・気象データ活用

近年、気候変動などの影響を受け、地震や風水害、土砂災害といった自然災害は、その規模や発生頻度を増しており、私たちの社会生活に深刻な影響を与えています。 このような状況下で、被害を最小限に食い止め、迅速な復旧・復興を実現するため、情報通信技術やAI、ドローン・UAVなどを活用した防災・減災、耐災害技術の研究を進めています。

土砂崩れ予測高度化 Ren Ozeki, Haruki Yonekura, Hamada Rizk and Hirozumi Yamaguchi, "Decentralized Landslide Disaster Prediction for Imbalanced and Distributed Data ", Proceedings of the 22nd IEEE International Conference on Pervasive Computing and Communications (PerCom 2024), pp.151-158 (CORE *A Top Conference)

総務省 持続可能な電波有効利用のための基盤技術研究開発事業 FOWARD「セマンティック通信による多端末連携型の状況理解と消防システムへの適用」(2024-) 災害時に現場の映像や画像から重要な情報を自動抽出するエッジAI技術と、低速な通信環境でも多数の端末から効率的に情報を集約するセマンティック通信技術を開発。 カメラやLiDARが捉えた被災シーンから「重要度」と「キーワード」を端末上で抽出し、限られた通信帯域内で重要な情報を災害対策本部に優先的に送信する仕組みを構築。

災害時の避難誘導支援・テレビ放送と連携した避難通知、避難所システム(JST CRESTプロジェクトの一環)

ドローン・UAV・LiDARを活用した効率的な災害時の状況認識にむけて(NICT受託研究・JST さきがけプロジェクト)

さらに研究トピックの一部を紹介します

言語モデルを活用した適応型メッセージスケジューリング 大阪大学 山口研

言語モデルを活用した適応型メッセージスケジューリング

この研究では、次世代の世界気象IoTデータ交換システムである WMO情報システム2.0(WIS2.0) のブローカーにおいて、システム内のサブスクライバーが要求するメッセージの時間制約(デッドライン)を満たすための適応型...

WIS2.0 Pub/Sub 強化学習
三次元点群からの形状特徴に基づく被災者判定 大阪大学 山口研

三次元点群からの形状特徴に基づく被災者判定

日本では毎年多くの災害が発生しており,大規模地震の発生も頻繁です.特に,阪神淡路大震災の事例からも分かるように,被災者の発見が遅れると生存率が大幅に低下するため,迅速な捜索活動が求められています.ドローンは柔軟な捜索が可能であることから,近...

ドローン LiDAR 被災者検知
UAVで取得された不完全な点群に基づく建物構造異常検知手法 大阪大学 山口研

UAVで取得された不完全な点群に基づく建物構造異常検知手法

1995年の阪神淡路大震災や2016年の熊本地震など,日本は地震をはじめとする自然災害により多大な被害を受けてきた.これらの大地震では,倒壊や火災によって閉じ込められる事による犠牲者が多く,建物構造の異常に着目して被災状況を把握する必要性が...

三次元点群 UAV 災害調査
ドローンを用いた洪水災害時の水没度検出手法 大阪大学 山口研

ドローンを用いた洪水災害時の水没度検出手法

日本では毎年豪雨や台風で洪水が発生し、多くの被害を受けています。被害が発生した際に重要となるのが、いかに早く正しく被害状況を把握するかです。迅速に正確に把握できれば、救助までにかかる時間が減り、人や機材などの限られたリソースを的確に割り当て...

ドローン 洪水 水没度検出