RESEARCH THEMES
山口研究室では実世界センシング・デジタルツイン・サイバーフィジカルシステム (CPS) をコアに、都市・人・コミュニティの発展に役立つ技術を探究します。5つの応用領域(スマートシティ・ビルディング、スマートモビリティ・交通、防災・リスク管理、宇宙・衛星技術、知的環境・人間行動センシング)と3つの基盤技術レイヤー(システム基盤、通信・コンピューティング基盤、データ処理・分析技術)を軸とした研究活動を行っています。
実世界のセンシングデータとサイバー空間の計算能力を融合させ、最先端の通信技術(Beyond 5G/6G)やエッジコンピューティング、AI/機械学習を活用した次世代システムの研究開発を推進。産学連携や国際共同研究も積極的に取り組み、社会実装を見据えた実践的な研究を進めています。
都市・建物・コミュニティ
都市全体のインフラから建物単位まで含めた「人が暮らす空間のスマート化」を通じて,包括的なWell-beingと持続可能な都市環境の実現を目指します.
モビリティ・交通
都市・地域、公共空間における人やモノの移動をカーボンニュートラルに配慮しながら,快適に,安全に,効率的に,最適化し,人々のQuality of Lifeを向上させる技術を研究します.
防災・減災・耐災害
レジリエントな社会構築に向けて,防災・減災に繋がる情報通信技術や災害時の効率的な状況認識・情報共有システムの研究に取り組み,社会的公正と誰一人取り残さない防災の実現を目指します.
宇宙・衛星技術
複数の小型衛星が連携して動作する分散型衛星システムの制御アルゴリズムや,効率的な衛星間通信プロトコル,フライトフォーメーション技術の開発に取り組んでいます.
知的環境・無線通信とセンシング
物理的な環境そのものが「知性」を持ち,人間のニーズや行動を察知して反応する知的環境の実現を目指しています.無線・電波を使った人のセンシングやプライバシーに配慮した3次元の遠隔空間共有システムなどを研究・開発しています
都市や社会システムをサイバー空間に写し取り、リアルとバーチャルをつなぐ基盤技術
IoTデバイスからクラウドまで、大規模データストリームを処理し、連携させるためのミドルウェア、オーケストレーション技術
端末(スマホ、ウェアラブル)での低消費電力AI、近傍でのリアルタイム処理、オフロード技術
次世代の通信基盤、人・環境・モノのセンシングおよびその統合技術
個人データや個人情報を適切に処理し、データ利活用・データ流通を進めるための技術
大規模シミュレーションや観測データを融合し、現実に近いモデルを作り出す技術